音楽療法の効果って?
「音楽療法って、なんだか精神的にいい効果ありそうだよね!」
ってよく言われるけど、自分でも実際そう思ってる。
でも、具体的にどんな効果がある?と聞かれると、
う~んとなっちゃう。
学校で習ってきた難しいことを話すのは、思い出せば何とか話せる。と思う。
ではなくて、『誰もがわかるように』がなかなか難しい。
というのも、今仕事で外部に向けた高齢者向け音楽療法サービスを展開しよう!と話になっていて、その企画をやっているんだけれど、その時の悩み。
音楽療法をあまり知らない、見たことない『介護事業者』←ここポイント
に伝えることが難しい。
簡単すぎると介護的、医療的観点がなさ過ぎて軽々しいし、難しく話しすぎると、
「はぁ、いいんですねぇ音楽ってやっぱり。」
みたいなリアクション。
違うんだよね、ちがうの。
もっとこう、あるだろ!!
「あーーーー!なるほどねぇ!」みたいなリアクションがもらえる言い方を探ってるんだよね。
ただ最近思うことは、
老人ホームに入所してもらおう!っていう方の家族は、
「ホームに入ってもらって、おばあちゃんが昔みたいにいろいろできるようになってもらいたい!」という向上を求めてるんではなく、
「ホームで安心して変わらずに生活してもらいたいね。」なんじゃないかな?
「おばあちゃん、ホームに行って変わっちゃったね。」
ではなく、
「おばあちゃん、ホームでも変わらずでよかったね。」
がいいのではないかな?
それなら音楽療法でできることって、
『変わらないという変化』
を感じてもらうことじゃないかな?
嫌でも機能が低下していく高齢者が、『変わらない』って大きな変化なんじゃないかな?
営業トークで、「機能が回復しますよ!」なんて療法士としては軽々しく言えない。
でも、「いつまでも変わらずに過ごすことができるお手伝いをしますよ!」なら言えるかな。
サラリーマンたるもの、企業の発展と売り上げの貢献はするべき!
だけど、
音楽療法士としてのココロは忘れないように、仕事したいですね。
そして、それが許される環境で仕事ができる職場であり続けてほしいです。
うな